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フェラーリ 412T2 (Ferrari 412T2) は、スクーデリア・フェラーリが1995年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。1995年の開幕戦から、最終戦まで実戦投入された。フェラーリとしてのコードナンバーは647。 == 概要 == 412T2は、1気筒あたり4バルブのV12エンジンと横置き(Trasversale)ギヤボックスを搭載した2代目のマシン、から取られた。 1992年以降のフェラーリのマシンはハイノーズの導入、エアロダイナミクス面での攻めによって神経質なマシンに仕上がってしまい、信頼性が著しく下がった。また、1994年よりレース中の燃料補給が許可されたため、V12エンジンの利点が小さくなってしまった。そこで412T2は、一転してコンサバティブなデザインに終始したマシンとなった。古典的なスラントノーズで、初期の412T1の特徴だったナイフエッジ・ジョイント・サスペンションは採用されなかった。ギヤボックスはやや個性的で、チタン溶接製のケーシングの上部にカーボン製のサスペンションマウントを組み合わせており、リヤサスペンションのスプリングもトーションバーだった〔二玄社刊CG選集フェラーリ2〕。また、V10エンジンを搭載できるようにマシンが設計されてもいた。 しかし1994年のF1において、アイルトン・セナやローランド・ラッツェンバーガーが死亡、ルーベンス・バリチェロやカール・ヴェンドリンガーが大怪我を負うなどレースウィーク中の事故が多発した影響から、1995年よりスピード抑制策の一環として、エンジン排気量の上限が急遽500cc削減されて3,000ccまでとなった。このため、後藤治率いるV10エンジン開発チームの作業に遅れが生じ、結局V10エンジンは搭載されずに終わり、前年型をスケールダウンしたV12エンジンを使用した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フェラーリ・412T2」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ferrari 412 T2 」があります。 スポンサード リンク
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